第5回「総合診療の指導力育成事業(徳島GMラウンド)」

第5回徳島GMラウンドは、徳島県鳴門病院が担当し、平成25年11月30日(土)神戸大学大学院医学研究科微生物感染症学講座感染治療学分野教授岩田 健太郎先生を講師にお迎えして開催しました。
参加者総数は102名となり(医師40名・研修医21名・大学院生1名・医学部生26名・薬剤師4名・臨床検査技師2名・看護師5名・事務職員3名)、大盛況のうちに終えることが出来ました。

前半は2例の症例検討を行い、1例目は細菌性肝膿瘍の症例で、診断に至るまでの考え方や、実際の治療方針の妥当性の検討を行いました。2例目は感染ルート不明の腎膿瘍で、起炎菌の推測や経験的治療に関する助言をいただきました。
後半は岩田先生より「99・9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話」という演題でご講演をいただき、抗生剤・感染予防・日常の風邪診療など様々な感染症の分野から、目からウロコのお話をいただきました。最後は、参加者との活発な質疑応答の時間で締めくくりました。

最後になりますが、徳島大学をはじめとする県内の多くの施設、職種の方々のご参加をいただき、無事に第5回徳島GMラウンドを終了することができましたことを厚く御礼申し上げます。また、鳴門病院が徳島県の病院として発足後、多くの先生方や医学生の方々に当院を実際に見ていただけたことも大変嬉しく思っております。
今後もこのような研修会開催に積極的に参画し、地域医療に携わる若手医師のキャリア形成支援に貢献したいと考えております。