臨床倫理研修会 「多職種での臨床倫理カンファレンス」(平成27年度「指導医養成プログラム事業」)

臨床倫理研修会「多職種での臨床倫理カンファレンス」(平成27年度「指導医養成プログラム事業」)

まず、県立中央病院・三好病院の2011年以来の臨床倫理の取り組みを説明後、臨床倫理委員会が発足して、臨床倫理コンサルテーションなど開始していること等を報告した。

午前前半は法律家の稲葉氏から、臨床倫理の基本と法的な側面・臨床でのちょっとした気がかりが臨床倫理的問題であるので、放置せず多職種カンファレンスなど対応するべきことが話された。午前の後半は、内科医の箕岡氏から臨床現場で事前指示や看取りの意思確認、DNARとPOLSTについて話があった。昼休憩後に稲葉氏から死を巡る法的な未整備状態の中で医療がどう対応するか短いレクチャがあり、模擬カンファレンスを3症例分おこなった。各テーブルは、医師1名+看護師+院外からの参加者の構成となるように班が組まれており、自己紹介後に1例あたり25-30分程度で検討を行い、班内の意見発表後に箕岡氏もコメントいただく形で進めた。

3月22日に引き続き、同じ講師による講義と模擬カンファレンスを経験したことで、徳島県立中央病院と三好病院のスタッフが共通の基盤で臨床倫理に取り組み、研修医の指導に当たることができる第一歩となった。徳島大学病院からも副看護副部長が参加して、大学病院内での今後の取り組みを始めるための良い参考になったと話していた。

県立病院として、臨床倫理カンファレンスやコンサルテーションが実施される文化が形成されれば徳島県の臨床研修のレベルアップに大きく寄与することが期待できる。