血管反応から理解する周術期循環作動薬の使い方(平成29年 地域医療を担う医師育成支援事業)

日時:2018年2月15日(木) 17:30~18:30
場所:徳島大学病院日亜ホールwhite
講師:木下浩之先生(イムス富士見総合病院 麻酔科部長/徳島大学 客員教授)
参加者:34名(医師、歯科医師、研修医学生等)
主催:徳島大学病院歯科麻酔科/麻酔科
共催:徳島大学病院 徳島県地域医療支援センター
徳島大学病院 キャリア形成支援センター

【実施概要】

周術期を含めて患者管理における一般的な循環作動薬の使い方は、医師・歯科医師にとって必須の知識である。今回、日本心臓血管麻酔学会学術委員、編集委員会委員長でもある木下浩之先生をお招きして、抗不整脈薬を除く循環作動薬の作用機序等の基礎的事項とその臨床での使用方法についてご講演いただいた。カテコラミンなど各種昇圧薬、ホスホジエステラーゼおよびカルシウム拮抗薬など血管拡張薬の特徴、使い分け、禁忌および副作用について、血管生理および薬理学的見地からも幅広く解説していただいた。

【成果】

講演後にはフロアからも活発な質疑応答があり、本講演会において、代表的な循環作動薬の作用機序から臨床における具体的な使用方法について習得することができた。本講演の内容は、周術期管理および患者急変時の対応などについて知識の向上を達成し、社会から求められる全身管理に精通し安全な医療を行う医師・歯科医師育成に貢献できたと思われる。