活動報告

第100回Top Knife 特別講演(共催事業) (2012年8月19日)

第100回Top Knife 特別講演 「第一線病院における外傷チームの構築」 〜外科医の意識改革でPTD preventable trauma death減少を目指す!〜

講演される栗栖先生
講演される栗栖先生

質問する大村先生(左)と座長の住友先生(右)
質問する大村先生(左)と座長の住友先生(右)

講演風景
講演風景

 7月13日(金)外傷勉強会「Top Knife」*の第100回記念として、兵庫青野原病院 病院長 栗栖 茂先生にご講演いただきました。先生は、昨年まで兵庫県立淡路病院の外科部長として、外科医と救急専門医が協力する外傷チームを構築し、「防ぎ得る外傷死亡」PTDの減少と外傷に対応できる外科医の育成をされていました。

 

 かつて外科学会や救急医学会は、重症外傷を正面から取組む姿勢がなく、大学の外科医局も「外傷」には興味がありませんでした。そのため、若手外科医が外傷治療の基本を学ぶ場がない中での外傷の治療成績向上に苦労されていました。交通事故が多い淡路島の基幹病院として、救急に関心を持つ外科医と外科的センスを持つ救急医の協力体制のもと、若手外科医に外傷治療の経験をさせながら、重症外傷の症例の救命率を改善してきた経験をお話しいただきました。

 栗栖先生のご好意で講演スライドを公開許可いただきました。詳しくは下段PDFをご覧ください。

 

 10月には救急救命センターとしてドクターヘリの運用を開始し、外傷チームを確立しつつある徳島県立中央病院にとって、大変参考になりました。また、徳島県の卒後臨床研修の弱点である「総合診療、救急、外傷外科」の研修プログラムを作り、県内で働く研修医を増やして地域医療再生を目指している徳島県地域医療支援センターにとっても、外科研修と救急科と外傷チーム育成の研修のあり方が具体的に示され、大変有益な講演でした。

 

 

 

 

*3つの「Top Knife」

1)「Top Knife」

 米国の外傷外科の代表的テキストの名称。

 

2)外傷勉強会「Top Knife」

 徳島県立中央病院の外傷チーム構築のために住友Dr、大村Drなど有志が「Top Knife」の抄読会を毎週行なっております。この勉強会は「Top Knife」と命名され、外傷症例の症例検討やミニレクチャー、外傷関連の研修報告などを共有する場となっております。外科医や救急科などの医師や看護師(救急外来や手術部、集学治療部など)が集まり、院外からの参加も受け入れています。院外からの参加希望者は大村Drまでご連絡ください。

 

3)Top Knifeチーム

 徳島県立中央病院での外傷外科チームの名称。

 2011年4月に外科医有志からなる外傷チーム(通称:Top Knifeチーム)を結成し、救急隊から重症外傷の受入要請があれば、救急車到着前にon call待機のメンバーが駆けつける体制としてPTD ( preventable trauma death )=「防ぎ得る外傷死亡」の減少に成果を上げています。メンバーは「Top Knife」のロゴが刺繍された特注の白衣を制服として着用しています。

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