活動報告

「第11回総合診療の指導力育成事業(徳島GMラウンド)」 (2016年9月15日)

徳島県内で地域医療に携わる若手医師のキャリア形成支援事業の一環として、県内の主要病院が持ち回りで実施している教育カンファレンス(徳島GMラウンド)の第11回を徳島赤十字病院が担当して開催いたしました。今回は、名古屋第二赤十字病院 第二総合内科部長の 横江正道 先生をお招きし、プログラムは以下の通りです。

 

1)12時30分~13時00分 受付

2)13時00分~14時00分 開催挨拶:後藤 哲也(徳島赤十字病院 副院長)

                                        症例検討①

3)14時00分~14時20分  休憩

4)14時20分~15時20分  症例検討②

5)15時20分~15時30分 休憩

6)15時30分~17時00分 講演会「みんなで考える不明熱へのアプローチ 」

                                         座長:後藤 哲也(徳島赤十字病院 副院長)

 

 なお、参加者は31名(初期研修医18名、後期研修医2名、医師4名、学生2名、事務5名)と、時節柄夏期休暇や他の行事と重なることが多かったため若干少なかったものの、その分参加者の距離が縮まり活発な討論が行われました。

 横江先生は、消化器内科からスタートし救急専門医を経て総合内科に至るという多彩なキャリア*をお持ちで、総合的な診療能力を持つホスピタリストの養成をミッションとしてご活躍中です。 (*総合内科専門医、消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医、救急医学会救急専門医、ICLSコースディレクター、JMECCディレクター、日本腹部救急医学会評議員、プライマリケア認定医・指導医)

 一般に、経験を積んだ医師は、仮説演繹法、徹底的検討法、アルゴリズム法、パターン認識などのアプローチを意識的あるいは無意識的に駆使しながら診断推論を進めていきますが、症例検討のセッションにおいては、これらの手法を実際に駆使する過程を丁寧な解説つきで見せていただきました。

 症例検討1.では、ふらつきと呼吸困難を訴える高齢女性の症例について、主として仮説演繹法を用いたカンファレンスを行い、その長所と短所を学びました。徹底検討法も一部交えながら検討を進め、「進行がん患者の肺塞栓症」という診断に至る過程が印象に残る一例でした。

 症例検討2.は、若い男性が柔道の練習後に消化器症状を訴えた症例が呈示され、パターン認識から「運動後急性腎不全 ALPE」というsnap diagnosisが鮮やかに生まれるところを目の当たりにしました。

 最後に15時30分からは、会場を401会議室に移し、講演会「みんなで考える不明熱へのアプローチ」を開催しました。不明熱への診断アプローチを、数多くの症例をベースとして現場の言葉で語っていただくことにより、総合病院における総合内科医(ホスピタリスト)の醍醐味が体感できるような臨場感溢れる講演となりました。実際、講演後の質疑応答は白熱し、優に30分を超えて続きました。

 







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