「第13回総合診療の指導力育成事業(徳島GMラウンド)」

『第13回徳島GMラウンド』は、徳島県鳴門病院の担当で平成29年10月7日(土)13:00から3階の大会議室で開催されました。講師にはテレビの「ドクターG」などでご高名な、群星(むりぶし)沖縄臨床研修センター長の徳田安春先生をお迎えしての開催となりました。

参加者総数は42名で医師13名、研修医14名、学生9名、看護師を含めコメディカル等6名でした。

邉見達彦院長からの歓迎の挨拶のあと、主催者の徳島県地域医療支援センターを代表して副センター長の赤池教授から開会のご挨拶をいただきました。

前半は症例検討2例でした。参加していた医学生が提示症例の病歴、現症からproblemlistを作り、これから研修医たちが鑑別診断すべき疾患を確率の高い順に提示してゆきました。さらに血液検査所見や画像を参考に、最後は学生と研修医で診断確定してゆくという流れでした。これを導く徳田先生は常に笑顔で理論的に解説し、導き、彼らの良い点を見出しては上手に褒めていました。やはりこれが徳田先生の学生、研修医をきちんと成長させるポイントだと思いました。褒めて育てる、本当にすばらしい教育手法と感心いたしました。

また、参加の医学生、1年目研修医、2年目研修医が積極的に力を合わせていわゆるチーム医療を行っているのが印象的で良かったです。これが屋根瓦方式というものだと実感しました。

最後に徳田先生の特別講演「臨床推論ピットフォールケース集」のご講演をいただきました。当日夜には京都での研修合宿が控えているとのことで閉会後直ちに京都に移動され意見交換の時間が持てなかったのが残念で惜しまれます。

最後になりましたが、前回当院担当の第五回GMラウンドに続き、地域医療支援センターをはじめ、多くの医療機関のご協力を頂き無事終了することができました。大変感謝しております。誠にありがとうございました。今後もさらに地域医療の発展のため皆様と力を合わせ若手医師の支援に貢献したいと考えております。よろしくお願い申し上げます。