平成27年度徳島県地域医療支援センター特別講演会の開催

平成28年2月12日(金)に本センター主催の『平成27年度徳島県地域医療支援センター特別講演会』を日亜ホールWhite(徳島大学病院外来診療棟5階)において開催しました。今年度は、鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 地域医療学分野 教授・鹿児島大学病院地域医療支援センター長の大脇哲洋先生をお招きし「大学と地域医療支援センターの地域医療構築への取り組み」といった内容で講演をしていただきました。県内の医療機関、地域医療関係者、医学生及び徳島県地域医療支援センター関係者等合わせて40名が参加しました。
講演は、鹿児島県の地域医療支援センターの成り立ちと活動に関する内容から始まり、医師配置要望調査に基づいた医師配置目標を立案し、医師の配置調整に取り組んだ内容を紹介していただきました。また、医師確保に向けた後期研修プログラム冊子並びに医療福祉ガイドブックの発行、そしてキャラクターの作成など広報活動にもしっかりと取り組んでおられました。
さらに、大脇先生は「地域推薦枠医学生の卒前・卒後教育をどうするか?」と題して今年で8回目となる全国シンポジウムを毎年主催しておられ、鹿児島県のみならず全国的な教育のレベルアップにも努めておられるとのことでした。
最後は、徳島県の医療に関する将来予測データも紹介していただきながら、有人離島の多い鹿児島県の地域医療に関する取り組みをいかに本県に活かしていくことができるかという内容にも言及してもらいました。講演後には活発な質疑応答がなされ、今後、本県の地域医療を盛り上げるために大変有益となるお話を伺うことができました。

安井センター長から開会の挨拶

座長の谷副センター長

講師の大脇哲洋先生

講師の大脇哲洋先生