「第16回総合診療の指導力育成事業(徳島GMラウンド)」
徳島県内の地域医療に携わる若手医師のキャリア形成支援事業の一環として、徳島県地域医療支援センター主催「第16回徳島GMラウンド」を徳島大学病院において、徳島大学病院が担当して開催いたしました。講師には徳島大学病院 総合診療部 特任助教の大倉佳宏先生により「Let´s臨床推論」をテーマにご講演いただきました。
参加者は36名で、医師16名、研修医11名、学生5名、その他4名の参加がありました。
【プログラム】
13:00~14:00症例検討①
14:00~14:15休憩
14:15~15:45講演会・質疑応答
15:45~16:00休憩
16:00~17:00症例検討②
症例検討①は、徳島県立中央病院 研修医の石谷麻衣先生による発表、症例検討②は徳島健生病院 研修医の門田美由香先生による発表が行われました。各症例について、研修医と学生が2グループに分かれ、提示された病歴などの情報を基に鑑別診断を行いました。各グループとも積極的に意見を述べ合い、一緒に検討し、答えを導くまでに一体感が生まれる参加型の醍醐味を感じられる症例検討となりました。
また、『Let’s臨床推論』をテーマとした徳島大学病院 総合診療部の大倉佳宏先生による講演会では、学生や若手医師をはじめ聴講者を引き付ける内容で、鑑別診断リストの重要性や診断に至るまでの思考プロセスについて飽きさせない演出を盛り込みながら講演をしていただきました。
終了後のアンケートにおいても「症例ベースの臨床推論が楽しかった」という感想や次回に向けてのテーマの提案などもあり、次年度以降の開催についても前向きな意見を伺うことができ、第16回目を終えられました。参加者の皆様に感謝いたします。