K-SUPPORT(海部病院遠隔診療支援システム) FORUM in MUGI 2013(平成25年度「指導医養成プログラム事業」)

開 催 日:平成25年9月28日(土)
開催場所:牟岐町海の総合文化センター
講 師:影治照喜 先生(徳島大学地域脳神経外科診療部特任教授)
五十嵐昭人 氏(富士フイルムメディカル株式会社ITソリューション事業本部)
三村誠二 先生(徳島県立中央病院救命救急センター副センター長)
坂東弘康 先生(徳島県立海部病院院長)
小幡史明 先生(徳島県立海部病院総合診療科医員)
参加人数:150名(医師、薬剤師、看護師、住民、徳島県庁職員、徳島テレビ・徳島新聞・NHK記者)

K-SUPPORTの実際の運用から導入経緯、また使用症例を提示しながら住民にわかりやすく講演を行いました。

富士フイルムの方からは、今回、世界で初めて救急隊にK-SUPPORを導入することになり、その使用方法をデモンストレーションも合わせて指導して頂きました。

パネルディスカッションでは、住民、救急隊、現場医師、医療政策課、徳島県立中央病院三村先生、富士フイルムの方に出席して頂き、現在の問題点や災害時の役割、住民への啓蒙活動、今後のK-SUPPORTの可能性について話し合いました。フロアからも意見をいただき、今後の運用・運営に生かしていきたいと思います。

徳島大学病院地域脳神経外科診療部(県寄附講座)と海部病院は、救急医療の救命率向上と救急当直医の負担軽減を図るため、インターネットとスマートフォンを活用した「K-SUPPORT」を平成25年2月より運用しています。夜間など専門医が不在の場合でも、救急の当直医によって専門医に相談ができ、救急患者への迅速・的確な処置が可能となり、当直医の精神的負担軽減が実現しました。加えて、9月からは海部消防組合消防本部並びに室戸市消防本部東洋出張所の救急隊にも拡大し、救急隊の現地到着の時点から患者情報の入手や医師からの指示など、病院と救急隊の双方向の情報伝達により、さらなる救急患者の救命率向上に取り組んでいます。