平成26年度 エボラ患者発生~徳島大学病院・県合同訓練と講演会~
開 催 日:平成26年12月11日(木)
開催場所:訓練(日亜メディカルホール・第1種感染症病棟)、講演会(大塚講堂)
参 加 者:訓練:52名(徳島大学病院職員・徳島県健康増進課・保健所)
講演会:517名(徳島大学病院職員、徳島県・保健所その他)
徳島県合同での机上訓練・第1種感染病棟訓練を実施し、日本赤十字社和歌山医療センター古宮伸洋医師から評価を受けました。連絡体制や1種での診療、感染防護服の着脱については、徳島大学病院では非常にしっかり体制が整っており、すばらしいとの評価でした。感染防護服の「着脱」、とくに「脱」の部分で、接触感染の拡大リスクがあり、診療する可能性のあるスタッフへは何度も実施する必要があるという共通認識ができたことは貴重でした。エボラ疑似症例患者発生の保健所初期対応から県の連絡体制、本院における院内体制につき各機関の責任者で十分周知、認識ができました。実際の西アフリカの現場で、感染対策を実施していた古宮医師からアドバイスを頂くことで、今後の課題や当院の現状につき客観的に評価でき、非常に有意義でした。
講演会では、エボラ出血熱の診療と感染対策~西アフリカの最前線から~というタイトルでご講演を頂きました。エボラ出血熱感染対策、診療を経験されたなかで、学ばれたこと、教訓、また、現場の状況を学ぶことができる非常に有意義な講演会でした。院内・外からも多くの参加者が集まり、正しくエボラ出血熱感染対策、診療につき共通認識できるよい機会となりました。