第3回徳島救急総合診療勉強会(平成24年度「指導医養成プログラム事業」)

開 催 日:平成24年11月24日(土)

開催場所:徳島県立中央病院

講師:福地貴彦先生(国立病院機構南和歌山医療センター救命救急科医師)

参加人数:16名(多施設の初期・後期研修医)スタッフ2名

①症例発表:ホワイトボードを使用してプレゼンターと書記が前で症例をプレゼンし、そこにスタッフが解説やポイントを挟んで進行していきました。現病歴、既往歴などの病歴とバイタルサイン、身体診察で鑑別疾患を挙げていき、可能性の高いものから最小限の検査で診断に向かうやり方を実践しました。

②福地先生のレクチャーでは、感染症の基本的な考え方を多数の症例を提示しながら細かく説明していただきました。徳島県ではまずない類いの臨床感染症の話になったのではないのでしょうか。

上記から、病歴や身体診察、バイタルの重要性を再確認してもらえたと思います。感染症に関してもコモンな疾患群であるのに今までないがしろにされてきた分野で、また、研修医がまず矢面に立って診療に当たらなければならないため、今回のレクチャーはすぐにでも使える非常に実践的な内容であったと思います。講師の先生や参加者も皆若手中心であり、今後この様な会を続けていくことで必ず徳島の総合診療・救急の分野は良くなると思われます。