海外留学が私に教えてくれたこと(平成30年 地域医療を担う医師育成支援事業)

日 時:2018年6月5日(火) 18:30~19:45
場 所:徳島大学病院日亜ホールWhite(外来診療棟5階)
講 師:木下 智成先生(トロント大学胸部疾患研究所)
参加者:28名(医師、学生等)
主 催:徳島大学病院呼吸器外科
共 催:徳島大学病院 徳島県地域医療支援センター・徳島大学病院キャリア形成支援センター

【実施概要】

慶應義塾大学の呼吸器外科医、木下智成先生を講師としてお招きし、「留学が私に教えてくれたこと」というタイトルで講演会を開催した。木下先生は現在トロント大学に研究及び臨床留学中であり、今回一時帰国に合わせてセミナーを企画した。講演では、海外留学に至った経緯や留学で苦労し、そして学んだことなどを、写真などを交えてわかりやすくお話しいただいた。また、日本人がどうして英語の習得に時間がかかるのか、またどのようにしたら英語力を向上させることができるのか、といった英語学習に関する詳細なお話しもしていただいた。最後に、医師が論文を書くことの重要性について述べられ、医師としての使命について若手医師に対する熱いメッセージをいただいた。

【成果】

若手医師のみならず、医学生にも参加いただき充実した講演会となった。講演では、まさに現在海外留学中の木下先生から実体験に基づいたお話を聞くことができたため、聴衆たちは海外留学の魅力について身近に感じることができたと考えられた。また、講演された木下先生が30代半ばと比較的若いことから、若手医師や医学生が共感しやすい内容であったとも考えられた。講演後の質疑応答では、医学生から海外でレジデントを含めた臨床経験を積むことのメリット・デメリットに関する質問もあり、木下先生の回答に皆が耳を傾けていた。聴講した若手医師・医学生のモチベーション向上に寄与したものと考えられる。