3群病院に勤務する時期や人事異動について教えてください。
また、3群病院に所属する診療科の常勤ポストがない場合はどのようになりますか?
徳島県医師修学資金貸与制度の概要については、こちらをご確認ください。
3群病院の勤務については3~6年目の間に最低1年間の勤務かつ3~9年目に最低3年間の勤務が定められています。ただし、研修期間が4年以上と定められている等の理由により、希望する基本領域専門医の取得に支障を来す恐れがある場合は、3~6年目に3群病院を最低1年間勤務するという点については、この限りではありません。3群病院の具体的な勤務時期は、地域医療ニーズや各専門研修プログラム等のキャリア形成プランを考慮しながら調整することになります。なお、初期臨床研修中における3群病院での勤務については、「3群の病院を最低3年間勤務」における「3群の病院の勤務」とはみなされません。
放射線科及び病理については、診療科としての特徴や地域医療ニーズを考慮して、放射線科は1年間、病理は3年間を3群病院勤務カウントの上限として日割り勤務や遠隔診断等の実績を3群病院勤務としてカウントされます。(地域医療ニーズや徳島県全体の医療ニーズに合致していること、あらかじめ、地域医療支援センターをまじえて、徳島県と教育責任者が協議を行い、地域医療支援センター運営会議や県の承認が必要であるため、現在は他の診療科では認められていません)
ただし、3群病院に勤務する地域特別枠医師が専門的な知識及び技能を習得するため、週1日程度、3群病院の通常勤務時間中に1群又は2群病院で研修を行う研修日制度が令和5年度より運用開始となります。この研修日制度の活用を前提とした3群病院の日割り勤務に限り、全ての診療科で認められています。研修日制度及び研修日制度の活用を前提とした3群病院の日割り勤務の利用を希望する場合、徳島県への事前申請等が必要です。なお、日割り勤務により先に3群病院に勤務した日数は、現に3群病院に勤務するときに、本人の事情等によらず、研修日制度の利用が難しくなった場合においても、3群病院のカウントとして認められます。
また、3群病院に地域特別枠医師が所属する診療科の常勤ポストがない場合は、原則として下記のいずれかで対応します。
- 別の診療科の所属として勤務する。
- 3群病院にその診療科の常勤ポストを設置する(その診療科に地域医療ニーズがあること、地域特別枠医師がいなくてもコンスタントにその診療科の医師を派遣できる見通しがあること、予算的に可能であること等が必要)。
人事に関しては、地域医療ニーズ、徳島県医師修学資金貸与制度、教育責任者による教育的配慮、本人の希望をふまえて、各年度ごとに徳島県地域医療支援センター人事調整協議会(7月下旬頃、1月下旬頃開催)で配置調整案を作成し、同センター運営会議(8月下旬頃、2月下旬頃開催)で承認を得た後、徳島県地域医療総合対策協議会 医師派遣調整等部会(8月下旬~9月上旬頃、2月下旬~3月上旬頃開催)での審議を経て、徳島県知事が最終決定します。
配置調整に関する流れ
※初期臨床研修2年目の地域特別枠医師は、教育責任者を決定し、基本領域の専門研修を次年度より開始する場合は、登録する専門研修プログラムを決定の上、地域医療ニーズ、教育責任者による教育的配慮、地域特別枠医師の希望(中断期間やライフイベント等の取得予定を含む)をふまえて、教育責任者が地域特別枠医師と現在及び次の配置先(案)の医療機関の病院長等と事前に相談の上、教育責任者と地域特別枠医師の連名で人事意向調査書を作成し、提出期日までに教育責任者から地域医療支援センターへ提出する。(登録が決定すれば、日本専門医機構専攻医登録システムへの登録前であっても、徳島県地域医療支援センターへ連絡するとともに、同センターからの提出依頼により人事意向調査書への記載とその提出を進めてください)。
なお、専攻医登録の方法については、一般社団法人 日本専門医機構のホームページ内の「専攻医の方→研修プログラム応募フロー」(https://jmsb.or.jp/senkoi#an02)をご参照ください。